SEO対策の基本まとめ、まず「title」3点をチェック

ECのミカタ編集部

SEO対策、検索エンジンにおいてサイトが上位に来るような対策。ECサイトの運営者はまず取り組む対策だ。ポイントはいくつかあるが、第一に必要なのが、タイトルタグ(title)の最適化だ。そのタイトルタグを無料でチェックしてくれるツールが公開された。実際にツールを使ってみながら、SEO対策、title最適化でまずチェックすべきところをまとめてみる。

使ってみた!タイトルタグ(title)評価チェックツール

使ってみた!タイトルタグ(title)評価チェックツール

 SEO対策サービスの開発・販売を行っている株式会社ディーポは、6月1日、無料SEOEツール「タイトルタグ(title)評価チェックツール」を公開した。このツールは、調べたいウェブページのURLと対策したいキーワードを入れると、そのページのタイトルタグについて、「文字数」「キーワード出現率」「先頭キーワード」の3点から「競合上位10サイト」との比較を行い、○×で評価を行うと共に、簡単なアドバイスをしてくれる。参考までに「ECのミカタ」トップページを、キーワード「ネットショップ」でチェックしてみると、上図のような結果となった。

 タイトルタグとは、文字通りウェブページのタイトルで、検索結果やブラウザのタイトルバー部分に表示される。検索結果を左右する重要な要素であり、また、検索結果からどのページに飛ぶかというユーザーの判断にも大きく影響するため、SEO対策を行うならまずタイトルタグから始めるべきと言えるだろう。

 今回のツールの評価基準である「文字数」「キーワード出現率」「先頭キーワード」の3点は、SEO対策においてタイトルタグにまず必要な点を表しており、文字数が適切かどうか、キーワードが入っているかどうか、最適な位置に入っているかどうか等をチェックしているようだ。

ECサイト、検索上位タイトルタグ(title)はこう作る!

 前述3点に加え、SEO対策においてタイトルタグでおさえておくべき点を、さらに詳しく見ていく。

 まずは今回のチェックツールの基準となっている点について。タイトルの文字数は、30文字程度までと言われている。Yahoo!検索よりもGoogle検索の文字数が少なく、28文字程度に抑えた方が良いとも言われる。この文字数をオーバーした部分は「…」で省略して表されてしまう。

 キーワードは、タイトルの中に必ず含めるべきだ。また、単一キーワードよりも、複合キーワードを入れた方が効果は高いと言われる。何かを検索する時というのは単語一語というより、関連するワードで調べることが多いと思う。そういった関連ワードを探してくれるツールも多くあり、「キーワード ツール」等で簡単に探すことができる。キーワードの位置はそれほど影響がないという話もあるが、できれば前の方に入れた方が良いようだ。

 タイトルについてさらに見ていくと、大文字小文字、全角半角では検索結果に違いはないが、平仮名・片仮名・アルファベットでは検索結果に大きな違いが見られるようだ。また、タイトルは重複させない方が良く、ページ毎に違ったタイトルをつけた方が良い。

 さらに、SEO対策はもちろん重要なのだが、それを意識しすぎてページ内容との一貫性がないなど偏りすぎてしまうと、Googleがタイトルを自動的に書き換えることもあるようなので要注意だ。また、いくら検索結果に表示されても、最終的にはユーザーがクリックするかどうかにかかっているので、ユーザーに訴求する文言であることも必要だろう。

タイトル以外もSEO対策に大きく影響すること

 タイトルタグがSEO対策において重要であることはもちろんだが、それ以外にもSEO対策で注意すべき点はある。

 まず「meta description(メタ ディスクリプション)」。検索結果でタイトルの下に表示される、そのページの説明文のことだ。タイトルと同様、ここにもキーワードを入れていく。説明文の適切な文字数は120字程度なので(100字程度が良いという話もある)、タイトルを補足するような文章を入れると良い。ディスクリプションに入れるキーワードはタイトルとは別のものを選ぶようにする。そしてタイトルと同様、検索結果に表示されることはもちろん、読んだ人がそのページに行きたくなるような文章であることも大切だ。

 加えて、SEO対策において重要なのが、「h1タグ」だ。これは、ページに飛んだ時の見出しにあたる部分になる。ここも検索に影響を与える要素なのだ。やはりタイトルと同じく、キーワードを外さないようにしつつ、タイトルやディスクリプションとはまた違ったタイトルを入れると良い。

 以上のように、SEO対策には、titleから始まって、おさえるべき点がある。ここで紹介したのはまだ基本、スタート部分だが、ここからページ内容やその他対策できる点はさまざまにある。とはいえまずは基本ができていることが重要なので、ぜひ参考にしてほしい。


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